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【1日200円で無制限】フィンランドならDNA SIM|完全ガイド

フィンランド旅行に出るとき、まず気になるのが「ネット環境どうする?」問題。多くの人が海外用Wi-Fiルーターをレンタルするけど、あれって無制限プランだと1日あたり800〜900円くらいするんだよね。

フィンランドただでさえ物価高いのに......。

※500mlの水が1本で約300円(円安で今は400円)

しかもルーター本体を持ち歩かないといけないから、荷物が一個増える。カバンの中でモバイルバッテリーとケーブルが絡まるあのストレス……旅行初日から小さなイライラが始まるわけです。

そこで私が選んだのが DNA Rajaton SIM。これがすごいんですよ。

料金は 1日わずか0.99€(約170円)
スマホに挿すだけで即ネット開通。
しかも「Rajaton」はフィンランド語で「無制限」。名前の通り本当に容量無制限です。

私は実際に1日で10GB以上使ったけど、速度制限は一切なし。YouTubeを流しっぱなしにしても、Googleマップを開きっぱなしにしてもサクサク動く。海外Wi-Fiルーターの約1/5の価格で、しかも荷物ゼロ。正直、もうWi-Fiルーターには戻れないと思った。

ちなみに、基本的な海外Wi-Fiレンタルは1日300〜500MBで400〜600円ほど。たった数百MBでこの値段なのに、DNA Rajaton SIMならその半額以下で、しかも完全無制限。旅行中の安心感が段違い。

あと、入国審査の時に翻訳使いたいから海外Wi-Fi契約するって人!

ヘルシンキ空港には飛行機下りてすぐからフリーWi-Fi飛んでます。心配は一切必要ありません。

他にも、通信に関するレビューをしております!ぜひこちらからご覧ください!

1.DNA Rajaton SIMとは?料金・特徴まとめ

  • 4G利用:0.99€/日(約170円)
  • 5G利用:1.29€/日(約220円)※自分で変更したときのみ
     ※ただし、最初は4Gのみが有効になっている。自分で専用ページから5GをONにしない限り、料金はずっと4Gの0.99€/日のまま。

SIMパックは4.90€で販売されていて、最初から5€分の残高が入っている。つまり追加チャージなしで、すぐ数日間は使える。

  • 4Gのみ → 約5日分
  • 5G ON → 約3〜4日分

しかもプリペイド式なので、高額請求の心配はゼロ。必要な分だけオンラインでチャージして(最低5€からOK)、使いたい日数分だけ気軽に使えるのが嬉しい。

そして安心できるのが、DNAという会社そのもの。DNAはフィンランド国内でTeliaやElisaと並ぶ、日本でいう3大キャリア級の大手通信会社。

フィンランド国民が普通に使っている通信網だから、旅行者でも安心して利用できます

2.どこで買える?DNA Rajaton SIMの購入場所(ヘルシンキ空港

DNA Rajaton SIMは、ヘルシンキ・ヴァンター空港に着いてすぐ買える。しかも迷う余地なし。

まず入国審査を終えると、そのまま荷物受け取りエリアへ。そしてスーツケースをピックアップすると、もう出口はすぐ目の前。この空港は出口が1か所しかないので、「あれ?どっちに行けばいい?」と迷うことはない。

出口を出ると、目の前にサブウェイや食品のお店、フードコート、スーパーが並ぶエリアに出る。(出口からの写真↓

出口から見た写真

その位置から少し左斜め方向を見ると、青い看板に黄色のラインが目印の「R-kioski」というお店が見える。

このR-kioskiの一番外側には「Prepaid SIM cards」と書かれたラックが設置されていて、まるで日本のコンビニでプリペイドカードが吊るされているかのように、DNA Rajaton SIMが並んでいる。

お店の前から出口を振り返るとこんな感じ。

要するに、出口を出てほんの数十秒でSIMを手に入れることができるんです。

ただし注意点がひとつ。日本からの直行便だと朝早く到着することが多く、その時間帯はこのR-kioskiがまだ閉まっていることがある

でも安心してほしい。

出口から右側の壁沿いに歩いていくと、もう1店舗R-kioskiがあります。ここは朝早くから開店しているので、どの時間帯でも数十秒でSIMカードを購入できます。

こちらでも同じようにDNA Rajaton SIMが購入できます。

つまり結論としては、

  • 出口すぐ左 → R-kioski(営業時間によっては閉まっている場合あり)
  • 出口右側を進む → もう1つのR-kioski(こちらもSIM売り場あり)

どちらかが必ず営業しているので、「SIMが手に入らない」なんてことはまずない。到着直後から安心してスマホを使えるのは本当にありがたい。

3章:実際の購入方法(R-kioskiでの流れ)

R-kioskiDNA Rajaton SIMを買う流れは、とてもシンプル。お店の一番外側には、こんなふうに「Prepaid SIM cards」と書かれたラックがあって、そこにSIMカードのパッケージが並んでいる。

欲しいSIMを手に取って、そのままレジへ持っていけばOK。今回は「Rajaton Prepaid」と書かれたパッケージを選んだ。

レジでは、店員さんが商品をスキャンしてくれる。支払いはカードでも現金でも可能で、言葉もシンプルで大丈夫。

  • 現金で払うとき → 「in cash(イン・キャッシュ)
  • カードで払うとき → 「by card(バイ・カード)

基本的には「商品を出して、支払い方法を伝える」だけ。細かいやり取りはほぼ不要なので、英語が苦手でも心配いらない。

支払いを済ませると、その場でアクティベートされる仕組みになっているので、パッケージを開けてSIMを入れるだけで利用開始できる。

4章:SIMカードの入れ方・初心者向け手順

SIMカードを入れる作業って、やったことがない人からするとちょっとハードルが高そうに見える。でも実際はめちゃくちゃ簡単で、どのスマホでも基本は同じ手順。抵抗感をなくして、一歩ずつやれば誰でもできます。

ここでは例としてiPhone13を使って説明するけど、どのスマホも流れは同じなので安心してください。

やり方(超簡単!)

1.パッケージを開ける
 DNA Rajaton SIMのパッケージを開くと、中はこんなふうになっている。

2.ピンクのカードを取り出す
 中には大きめのピンクのカードが入っていて、ここにSIMカード本体がセットされている。

3.白いSIMカード部分を押し出す
 指で軽く押すと、中央の白い小さなカードだけ外れる。これが実際にスマホに挿すSIMカード。

4.スマホのSIMスロットを探す
 iPhone13の場合は左側面に小さな穴がある。Androidでもだいたい側面にある。

5.SIMピンでスロットを出す
 SIMピン(なければクリップでも代用可)を穴に差し込むと、SIMスロットが飛び出す。

6.SIMをスロットにセットする
 先ほど押し出したSIMカードを、スロットの形に合わせてはめ込む。向きが合わないと入らないので、ちゃんとハマる向きで置けばOK。

7.スロットを戻す
 SIMをセットしたスロットをスマホに差し戻す。

これで準備は完了。あとはスマホが自動的にSIMを認識してくれるので、画面の案内に従うだけです。

※SIMピンがなくても、ホテルのレセプションや空港のインフォメーションで「SIM eject tool please」と言えばクリップを貸してくれることもあります。私は一度忘れて、ホテルで借りた経験があります(笑)

5.スマホでの設定手順(画面つき解説)

SIMを挿し込んだら、スマホの画面に「新しいSIMが入りましたよ」と案内が出ます。ここからはAndroid(Pixel 8 Pro)iPhoneの両方のやり方を紹介します。

Android(Pixel 8 Pro)の場合

※povoは私の日本でのメイン回線です

1.SIMを挿すと、自動的にこの画面が出ます。「SIMの設定」と出たら【始める】をタップ

2.次に「SIMのラベルを設定」と出るので、そのまま【次へ】を押します。特に変更しなくても大丈夫。

3.「プライマリSIMを設定」という画面になるので、「モバイルデータ」の項目で【DNA】を選びましょう。

4.これで完了!画面の上に「DNA LTE」や「DNA 5G」と表示されれば、接続成功です。


iPhoneの場合

1.SIMを挿すと、「モバイル通信プランを追加」と表示されるので【続ける】をタップ

2.「モバイル通信プランの名称」が表示されます。名前は自由につけられますが、そのままでもOKです。

3.「デフォルト回線」や「iMessageとFaceTime」の設定画面が順番に出てくるので、普段使っている番号を選べばOK。最後に「モバイルデータ通信」で【DNA】を選択!

4.画面右上に「DNA」と表示されれば成功です。以下の画面が出てきたら、電話をかけるときに使用したい回線を選択してください。

ここまでできれば、もうフィンランドの街中でもすぐにネットが使えます。
Googleマップも、レストラン検索も、トラムの乗り換え案内も全部サクサク。空港を出てすぐに「ネットがある安心感」を味わえるのは大きいです。

日本へ帰国したら、SIMカードをSIMスロットから出して廃棄しましょう。

6.実際の通信速度(朝・昼・夕方)

実際にヘルシンキ市内でSpeedtestを使って計測した結果がこちらです。

  • 朝(7:36)
    ダウンロード:70.8 Mbps
    アップロード:77.5 Mbps
    出勤前の時間帯でも安定。動画視聴も問題なし。
  • 昼(11:25)
    ダウンロード:112 Mbps
    アップロード:35.4 Mbps
    昼休みの利用が集中する時間帯でも高速。GoogleマップやSNSは一瞬で開く。
  • 夕方(16:16)
    ダウンロード:81.8 Mbps
    アップロード:39.1 Mbps
    帰宅ラッシュの時間帯でも安定して40Mbps前後のアップロード。ビデオ通話も快適。

1日を通して70〜110Mbps前後の速度が出ており、正直「日本で普段使っている格安SIMより速い」と感じるレベルでした。フィンランド滞在中、通信速度で困ることは一度もなかったです。

第7章:使ってみた感想(コスパと安心感)

実際にDNA Rajaton SIMをフィンランドで数日使ってみて思ったのは、「旅行初心者こそ、このシンプルさがありがたい」ということ。

まず料金
海外Wi-Fiレンタルなら1日800〜900円が相場。でもDNA Rajaton SIMなら、1日わずか約170円(4G利用時)で無制限。海外でネットを気兼ねなく使えるのに、コンビニのアイスくらいの値段で済む。これは正直、かなりのお得感でした。

しかもプリペイド式だから、高額請求のリスクもゼロ。「知らんうちに10万円請求きた…」みたいな海外あるあるとは無縁。日本でいうと、ドコモ・au・ソフトバンク並みの大手キャリアが運営してるので、安心感もバッチリ。

通信速度も、朝・昼・夕方でテストしたけど快適そのもの。動画を見ても、地図を開きっぱなしでも、ストレスを感じなかった。
つまり、「安い」「速い」「安心」の三拍子そろった通信環境が手に入るわけです。

これ1枚あれば、フィンランド旅行中のネット環境は完全に解決です!

まとめ

フィンランド旅行で「ネットどうする?」と迷ったら、DNA Rajaton SIMを選んでおけば間違いない。

  • 出口すぐのR-kioskiで買える → 空港到着後すぐに手に入るから迷わない
  • プリペイドだから不安なし → 高額請求のリスクゼロ
  • 速度も快適 → 朝・昼・夕方どの時間でも安定して速い
  • 1日約170円という圧倒的な安さ → 海外Wi-Fiの4分の1以下

短期滞在の旅行者にとって、これ以上わかりやすくて安心な選択肢はない。

つまり、「これ1枚でフィンランド旅行の通信は解決!」

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