
Pixel 8 Proで「旅の写真」を撮ってみた
スマホを選ぶときに「カメラ性能」は欠かせないポイント。
特に旅行やお出かけでは、荷物を増やさずサッと撮って、そのままSNSにアップしたくなりますよね。
僕が愛用している Pixel 8 Pro は、Googleが“AIカメラの本気”を詰め込んだ一台。
スペック表や宣伝文句を見てもピンとこない……だからこそ実際に撮った写真で確かめたい。
先日、ディズニーシーに行ってきたので、そこで撮影した作例をもとにPixel 8 Proのカメラをレビューしていきます。
今回は「画角の違い」「風景作例」「夜景作例+iPhone比較」という流れで、実際の写真を交えながら解説。
まずは第2章、倍率ごとにどう写りが変わるのか――0.5倍から5倍までの画角の比較です。
Pixel8Proについてのレビューはこちらのページへ!ぜひご覧ください!
Pixel 8 Proの画角の比較(0.5倍/1倍/2倍/5倍)
0.5倍(超広角)

まずは0.5倍の超広角。ディズニーシーのシンボル「アクアスフィア」が広場全体と一緒に収まり、空の広さもドーンと強調されます。
建物の端はやや引き伸ばされますが、不自然さは控えめ。
「旅が始まった!」というワクワク感を一枚で伝えたいときにぴったり。SNSでは“全景ドーン”の映える写真が欲しい人におすすめ。
1.0倍(標準)

次は王道の1倍。人間の目で見た感覚に近い画角で、地球儀を主役にしながら周囲の雰囲気も自然に収まります。
建物の歪みもなく、解像感も安定。観光写真として「これぞ現地の景色!」と残したいなら、この標準レンズが最強の安心感。
2.0倍(望遠寄り)

2倍になると、地球儀の迫力が一気に増します。模様や光の反射がクッキリ写り、背景の建物は控えめに。
「ここに来た感」を出すには抜群で、旅行アルバムで“主役を強調したい1枚”を狙うならこの倍率がベスト。
5.0倍(望遠)

最後は5倍。地球儀の一部を大胆に切り取ることで、まるでアート作品のような写真に仕上がります。
細かい波紋や光の反射まで捉えていて、観光スナップを超えて「作品」と呼べるレベル。
SNSで「おっ」と思わせたいときに効果的な画角。
倍率ごとの使い分け
- 0.5倍 → 広さを伝える。集合感や“全景ドーン”に。
- 1倍 → 最も自然で失敗のない一枚。観光記録用。
- 2倍 → 主役を強調。迫力と存在感を出したいとき。
- 5倍 → ディテール切り取り。遊び心やアート寄りの表現に。
Pixel 8 Proの強みは「どの画角でも破綻が少なく、狙い通りの写真が撮れる」こと。
旅行先で立ち位置を変えずに、カメラを切り替えるだけでワイド → 記録 → 主役アップ → アートと撮り分けられるのはやっぱり便利。
正直、一眼レフを持っていなくても「これで十分じゃない?」と思わせてくれる完成度です。
風景作例(昼間の自然光)
作例①:カラフルなホテルの外観

Pixel 8 Proのカメラは、青空の鮮やかさと建物の色彩をしっかり描き分けてくれる。
日差しの強い時間帯でも白飛びが抑えられ、ビビッドな外観が“ゲーム画面のようなホテル”らしく写る。
ヤシの木や影の部分も潰れず残っていて、HDR性能の高さが実感できる一枚。
作例②:ディズニーシーの街並み(全景)

イタリア風の建物群を撮影したカットでは、レンガや壁の色味がリアルに表現されている。
青空と建物のコントラストも自然で、全体を“見たまま以上”に整えてくれる印象。
観光で「その場の雰囲気を残したい」と思ったときに、特別な設定をしなくてもこれだけ写るのはありがたい。
作例③:建物のディテール(ズーム)

さらに寄って撮影すると、石造りの質感や窓枠の影まではっきりと描写。
壁面の色あせや装飾の細かさまで残っており、「肉眼より鮮明かも」と思わせるレベル。
建物の雰囲気をしっかり記録できるので、旅行のあと見返したときに思い出がより鮮やかによみがえる。
昼間の風景で見えるPixel 8 Proの強み
- 強い日差しでも空の青や建物の色彩を自然に残すHDR
- 広角でもズームでも破綻せず、ディテールがしっかり描写される解像感
- 「撮ったそのままをSNSに載せても大丈夫」な色味と明るさ
旅行中はサッと撮ってサッと共有したい。そのニーズに対して、Pixel 8 Proは特別な設定なしで安定した仕上がりを見せてくれる。
昼間の風景でも「これなら失敗しない」と安心できるのは、旅行好きにとってかなり大きな武器だ。
夜景作例
ここでは、「簡単比較」と「詳細比較」の2段階に分けて「Pixel 8 Pro」と「iPhone16」の夜景写真の比較を行っていきます。
簡単比較
Pixel 8 Pro 夜景作例(1.0倍)

まずはPixel 8 Proで撮影した夜景の一枚。ディズニーシーの街並みと街灯、そして頭上に伸びるイルミネーションの糸。
この写真を見てまず驚くのは、光と闇のバランス。
街灯の強い光を拾いつつも白飛びせず、空の深い青や建物の陰影をしっかり残している。
特に空の黒が“黒として”描写されていて、ノイズ感も少なく落ち着いた仕上がりだ。
建物の壁面に映える青いライトやレンガの赤みも鮮やかで、色の表現力が際立つ。
暖色の街灯と寒色のライトが混在する難しいシーンなのに、Pixelは自然に調和させている。
さらに細部を見れば、イルミネーションの電球ひとつひとつがクッキリ。
糸のように繋がる光のラインも破綻せず、SNSに載せれば「これ一眼じゃないの?」と聞かれそうなレベル。
Pixel 8 Proは夜景を“雰囲気そのまま”に記録するだけでなく、ドラマチックに見せてくれる力がある。
夜のディズニーを歩きながら、ただ構えてシャッターを押すだけでここまで写るのは心強い。
iPhone 16 夜景作例(1.0倍)

対するiPhone 16は、全体的に明るめに補正され、夜空がやや緑がかったトーンに変化している。
建物は暖色が強く、人の目で見た印象に近い雰囲気を残しているのが特徴。
ただし、街灯の周りには強めのフレア(光のにじみ)が出ており、細部のシャープさはPixelに軍配が上がる。全体的に「肉眼で見たまま」を再現する方向に振っているが、写真として見たときのインパクトはやや控えめ。
簡単比較まとめ
- Pixel 8 Pro → 夜景を「作品」に仕上げる。黒が引き締まり、光源処理が自然でノイズも少ない。
iPhone 16 → 夜景を「肉眼に近い雰囲気」で残す。明るく見やすいが、フレアやノイズが気になる。
旅行やSNSで“映える一枚”を残したいならPixel 8 Pro。
一方で「自分の目で見たままの空気感をサッと残したい」ならiPhone 16も悪くない。
僕個人としては、Pixelの写りに思わず「おおっ」と声が出たタイプ。夜景がここまで綺麗に撮れると、旅行中にわざわざ一眼レフを持ち出す必要がないと感じる。夜のディズニーを歩きながらシャッターを切っただけでこの完成度――Pixel 8 Proは“夜の相棒”と呼びたくなる一台だ。
Pixel 8 Proは「旅の相棒」になれるか?
ここまで、ディズニーシーで実際に撮影した写真をもとに
- 画角の違い(0.5倍 / 1倍 / 2倍 / 5倍)
- 昼間の風景作例
- 夜景の比較(Pixel 8 Pro vs iPhone 16)
を見てきました。
結論から言うと、Pixel 8 Proは旅行にぴったりの万能カメラです。
昼間:安心してシャッターを切れる安定感
強い日差しでも空の青や建物の色を自然に残し、ディテールも崩れにくい。
「撮ったそのままSNSに載せてもOK」な仕上がりがデフォルトで手に入るのは、旅行好きにとって大きな安心感です。
画角:立ち位置を変えなくても世界を切り取れる
0.5倍で景色を丸ごと、1倍で見たままを、2倍で主役を、5倍でアート的に。
“レンズを切り替えるだけで表現が変わる”のは、一眼を持ち歩かなくても旅を満喫できる強み。
夜景:Pixelの圧倒的な描写力
夜景はまさにPixel 8 Proの真骨頂。
ノイズを抑え、光源を美しく処理し、空気感をドラマチックに仕上げる。
iPhone 16が「肉眼のリアル」を優先するのに対して、Pixelは「作品としての映え」を突き詰めている。
Pixel 8 Proはこんな人におすすめ!
- 旅行やイベントで“映える写真”を残したい人
- 一眼レフを持ち歩かずに昼も夜も撮り切りたい人
- 広角〜望遠を使い分けて表現を楽しみたい人
逆に「見たままの明るさを優先したい」「人肌の暖かさを自然に残したい」ならiPhoneの方が好みかもしれません。
Pixel 8 Proは、旅行中に「この瞬間を逃したくない」と思ったとき、迷わずポケットから取り出してそのまま“作品”にできる一台。
僕にとっては、もう完全に 旅の相棒 です。
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