「1円スマホって、本当に使えるんかな?」

正直、私も最初はそう思ってました。
OPPO A3 5G──楽天モバイルのMNPキャンペーンで1円。
価格だけ見たら「おもちゃか何かかな?」って疑いたくなるけど、実はこの子、スペック表を見るとけっこうやる気ある。
・6.7インチの大画面に120Hzのなめらかディスプレイ
・MIL規格で衝撃にも強いボディ
・36か月間のシステム劣化防止システム
・3年間アップデート保証付き
…いや、これが1円?
普段Pixel 8 Proをメインにしてる私が、試しに買ってみたんだけど、
結論から言うと、「ちゃんと使える」どころか、サブ機としてめっちゃアリでした。
このレビューでは、数日間じっくり使ってわかった「良いところ・惜しいところ」をまとめてます。
1円スマホの実力、知りたい人はぜひ読んでいってください。
1.このスマホ、実はタフで快適。

じゃあまず、「OPPO A3 5Gって、どんなスマホなん?」って話なんですが、
ひとことで言うなら、「最近の軽自動車」です。
えっ?って思った人、ちょっと想像してみてください。
街中をスイスイ走れて、小回りが利いて、燃費も良くて、意外と広くて、しかも壊れにくい。
今どきの軽って、昔みたいに「安かろう・遅かろう」じゃないですよね。
で、このOPPO A3 5Gも、まさにそんな立ち位置のスマホなんです。
① 頑丈なのに軽やか。
まず目を引くのは、とんでもなくタフな設計。
このスマホ、MIL-STD-810Hという米軍調達基準をクリアしていて、つまり「ちょっとやそっとじゃ壊れない」。
落としても、割と平気。
画面には高硬度ガラス、内部にはクッション材、衝撃吸収設計まで施されていて、
「スマホを落とした瞬間に人生終わった顔になるタイプ」の人にはかなり安心です。
しかもこれ、スプラッシュタッチという水滴対応機能もあって、雨の日でも、なぜか手が濡れてる状況でもしっかり操作できる。
②5100mAhの大容量バッテリーを搭載。
そして…地味に一番感動するのがバッテリー容量。
OPPO Aシリーズ史上最大の5100mAhを搭載。
さらに最大45Wの急速充電にも対応していて、
「やばっ!出かけるのに充電してない!」って時でも、わりとどうにかなります。しかもOPPOの社内テストでは、4年後でもバッテリー容量80%以上が保たれるという安心設計。
寿命が長いバッテリー、これぞ「軽だけど頼れるやつ」の典型ですね。
③大画面 × 高輝度 × 120Hzのヌルサクディスプレイ
画面もなかなかの実力派です。
6.7インチの大画面に、最大120Hzのリフレッシュレート。
動画もSNSもニュースもスクロールがスイスイ。
さらに最大輝度1000nitなので、晴れた日の屋外でもバッチリ見える。
これは完全に「スマホで動画見る勢」に刺さる設計ですね。
④スペックは「街乗りにちょうどいい軽自動車」
スマホで一番肝心なスペックについてですがCPUは、MediaTek Dimensity 6300。
「派手さはないけど、きっちり仕事する」系のCPUです。
これにRAM 4GB(最大8GBまでの拡張)が合わさって、
SNS、動画視聴、ネットショッピング、LINE、Googleマップ……など、日常的に使うアプリはすいすい快適。
アプリの切り替えもサクサクで、少し重めのアプリを複数起動しても「モタつき感」はそこまで感じません。
ただし、
重い3Dゲーム(原神とか)を快適に遊びたいなら話は別です。
開くことはできます。でも、設定を下げてもカクつく場面は出てきますし、
長時間プレイはもってのほかです。
「スマホゲームでガチりたい」「画質もフレームレートも妥協したくない」という方には、正直ちょっと物足りないです。
これはあくまでNBOXのような「軽自動車」。
街乗りはストレスゼロ。高速道路も走れる。けど、サーキットで攻めようとすると苦しくなる。
…そんな立ち位置です。
でもSNS、動画視聴、買い物、連絡…そんな日常使いでは、ほんとうにストレスゼロ。
しかも36か月間システム劣化防止機能まで付いていて、
メモリ圧縮やシステム領域の最適化を駆使し、3年間は性能低下を最小限に抑える設計になっています。
これ、地味だけど長く使うユーザーにとってめちゃくちゃ役立つ仕様。
「日常の安心感」と「長く使える土台」がちゃんと揃ってるスマホって、実はなかなか貴重です。
⑤ 日常生活にちょうどいい機能全部入り
おサイフケータイ対応してます。
マイナンバーカード機能使えます。
おまけに「ウルトラボリューム」で音量300%アップ機能やスプラッシュタッチ機能付きで指が濡れていても誤作動が起きにくい。
スマート充電機能などこのスマホ、めちゃくちゃ高機能です。
もう、「1円のくせに多機能すぎるやろ」とツッコミ入れたくなるレベルで、
「日常生活で便利だと思う機能」は一通りそろってます。
「え、そんなに頑張らなくてもいいのに」ってくらい、いろんなことに対応してくれてる、
そんな優しすぎる軽自動車スマホ。OPPO A3 5G。
2.見た目、質感、サイズ感。じっくり観察してみた。

さて、スペックとか機能の話は一旦置いといて。
ここからは、実物をじーっと眺めたり、にぎにぎしたりした結果の「外観・デザイン」レビューをお届けします。
①箱を開けた瞬間、思ったこと。
まずは箱。
これはもう、「いつものOPPO」です。
過去のモデルを触ったことがある人なら「これ、見たことあるな」と思うであろう、安心感のあるデザイン。
ただし。内容物はめっちゃシンプル。
充電器?ケーブル?ケース?ないです。ありません。諦めましょう。
最近のスマホあるあるではあるけど、初めて買う人は「えっ…これだけ?」ってなる可能性は大。
②背面のデザイン、これは高評価。
正直、背面はいい意味で期待を裏切られました。
すりガラスっぽいマット仕上げで、手に持った時の感触がめっちゃいい。
ざらざらじゃなくてサラサラ系。これ、地味に癒されるんです。
しかも指紋が全然目立たない。
こういうのって、地味だけど「使ってるうちに差が出る」部分ですよね。
一方で、側面フレームには金属風の光沢あり。これは見た目はいいけど指紋が少し付きやすいので、潔癖な人はケース必須かも。
カメラ周りはどうかって?
ほとんど出っ張ってない。最近の“カメラモリモリ系スマホ”と比べたら控えめ。
IHヒーター的な配置になってて、個人的には結構好きです。
普段、Pixel 8 Proを使ってる私としては、「えっ、こんなに控えめでいいの?」と軽く衝撃でした。
③サイズ感と重さのバランスが絶妙
まず、6.7インチという大きさの割に軽いです。
スペック上は187gなんですが、本体が薄くて面積が広いせいか、体感としては「軽っ」ってなるタイプのスマホ。
でも、手が小さめだったりスマホの重さを結構気にする人は少しだけ「重い」って感じるかも。
ただし、片手で使うのはちょっと厳しい。
これはもう割り切ってください。片手操作でフリック入力とかしてると、たまに親指つりそうになります。
でもそのぶん、両手での操作や動画視聴にはちょうどいいサイズ感。
「ポケットにねじ込む」というよりは、「バッグに優しくしまう」スマホです。
④指紋認証、地味に優秀
まず電源ボタンが長めで、そこに指紋認証センサーが内蔵されています。
これ、手が小さめな人でもストレスなく押せる高さにあるのが良いポイント。
音量ボタンはちょっと高め。押そうと思ったら手を伸ばす感じになるので、片手ではちょいムズかも。でも両手操作なら問題なし。
で、肝心の指紋認証の反応速度はというと......
「一瞬の間があるけど、全然気にならないレベルで速い」って感じです。
精度もかなり高めで、ちゃんと触れてれば認証ミスは滅多にない印象。
ここは素直に優秀。
⑤フィルムはありがたいけど、指紋が…
もともと画面には保護フィルムが貼ってあります。これはありがたい。
でも、人によってはちょっと指紋が目立つな…と感じるかも。指滑りも少し悪め。フリック入力するとちょくちょく引っかかる。
神経質な人や「画面はツルツルがいい!」という人は、貼り替えも検討していいかもです。
ケースは付属してないので、そこは早めに自分好みのものを用意しましょう。
「見た目、質感、サイズ感」は、かなり高評価
というわけで、外観・質感・持ちやすさ、どれをとってもこの価格帯としてはかなり高評価。
見た目や触り心地にこだわりがある人でも、きっと納得できる仕上がりになってます。
3.ディスプレイと操作性。目にも指にも優しいやつでした。

スマホ選びで「画面の見やすさ」って、地味に大事ですよね。
いくら高性能でも、画面が暗い・ガビガビ・反応がモッサリだと、気づかないうちにストレス溜まります。
ではOPPO A3 5Gはどうだったか?
結論から言うと、“見やすさと快適さ”にめちゃくちゃ全振りしてる機種でした。
①まず、めちゃくちゃ明るい。
このスマホ、最高輝度1000nitという光の暴力を搭載していて、日差しの下でもしっかり画面が見えます。
「夏の直射日光 × Googleマップ」みたいな環境でも大丈夫。
ちなみに同価格帯(2〜3万円台)だと、最大輝度500〜600nitくらいが相場なので、
これはかなり頑張ってる部類。
正直、1円スマホに期待してなかったけど、「あ、これ普通に使えるやつやん」ってなりました。
しかも、明るさの自動調整機能もきびきび動いてくれるので、
屋内外を行き来しても「眩しっ!」「暗っ!」ってならないのも地味にありがたいポイントです。
②ただし、画面解像度はちょっと控えめ。
唯一気になるのは、画面解像度がHD+(1600×720)という点。
これはYouTubeで言うところの「720p画質」です。
最近のスマホならFHD+(1080p)くらいが当たり前なので、
「画質命!」という人はちょっと物足りなく感じるかもしれません。
でも、ここで冷静になってほしい。
このスマホ、画面が大きい(6.7インチ)からこそ、画素の粗さが意外と目立たないんです。
言ってみれば「頭の良い節約」。
OPPOがちゃんと「ここは削ってもユーザー満足度に影響少ない」と判断してそうな設計です。
③しっかり動く、快適操作感。
リフレッシュレートは最大120Hz対応。
これがかなり効いてて、ネットサーフィン・SNS・動画視聴、どれをやってもスクロールがぬるぬる。
1円スマホとは思えないレベルのスムーズさです。
タッチ感度も良好で、指の動きにしっかりついてきます。
しかも、手が濡れてても反応しやすい「スプラッシュタッチ機能」付き。
雨の日でも、洗った手でちょっと触った時でも安心。
文字入力もストレスなし。
メモリ拡張(デフォルトでON)のおかげで、処理の遅延もほぼ感じないです。
ただし、付属の保護フィルムがちょっと指に引っかかるのが惜しい。
特にフリック入力する人は、たまにタイプミスが出るかも。
気になる人は、滑りやすいフィルムに張り替えると快適になります。
④視野角や画面の質感も好印象
視野角は広めで、横から見ても色が変に飛ばない。
発色も自然で、見た目に違和感はなし。
液晶ディスプレイながら、安っぽい印象は全くありません。
高解像度にこだわらなければ、画面全体としての完成度はかなり高いです。
「これで1円って、どうなってるの?」
正直、これで1円はやばい。
動作のキビキビ感、表示のなめらかさ、屋外での視認性......
どれをとっても「快適」と感じる場面が多かったです。
もちろん、「画質は絶対フルHDじゃないと無理!」という人は、Redmi 12 5Gあたりを候補に入れてもいいかも。
でも実際に使ってみると、HD+でも違和感がないくらいに画面品質が高いので、
そこに不満を感じる人は意外と少ない気がします。
4.日常使いは快適そのもの。ゲームもそれなりにイケる。

スペック表をじっと見つめながら「CPU…Dimensity 6300…ふむふむ…」ってやる人、いますよね?
はい、私もそうです。
でも最終的に大事なのって、「で、実際サクサク動くの?」って話じゃないですか。
というわけで結論から言うと、
OPPO A3 5G、日常使いなら全然アリ。むしろ快適。
①基本操作は「きびきび」。ストレスなし。
ネットサーフィン、YouTube、LINE、SNS、カメラ、Googleマップ…
いわゆる日常でよく使うやつは、ほぼ全部きびきび動きます。
以前のこの価格帯のスマホだと、
「タップしたのに1テンポ遅れる」とか「アプリ切り替えで若干もたつく」なんてことも多かったんですが、
このA3 5Gはそういう地味なイラッとが少ない。
MediaTek Dimensity 6300の進化+RAM拡張機能の搭載によって、
「え、これほんとにエントリー機?」と一瞬疑うレベルでスムーズです。
②メモリ拡張は「デフォルトでON」。恩恵はしっかり感じる。
このスマホ、物理メモリ4GB+最大8GBまでのRAM拡張ができる仕様になってるんですが、
初期状態で拡張が有効になっているので、
ユーザーが何か設定しなくても、ちゃんとサクサク動く状態が保たれてます。
普段使いではマルチタスク時の安定感に特に効いていて、
例えば、YouTube見ながらLINE返信して、途中でちょっとGoogle検索して...…みたいな使い方も、落ちることなく普通にできちゃうのはありがたい。
③軽いゲームは問題なし。発熱も少なめ。
ツムツム、ポケモンGO、パズドラなど、
ライトなゲームはスムーズに動作します。
操作中にカクついたり、フリーズしたりするような場面はなし。
しかも、発熱もほとんど気にならない。
長時間プレイしてもほんのり温かくなる程度で、
「手汗と熱でスマホが溺れる」みたいな状況にはなりません。
④重いゲームは“動くけど、快適ではない”
試しに原神のような重めの3Dゲームをプレイしてみると、
最低画質でもカクつきます。
読み込みや操作感も、快適とは言いにくいです。
なので、「スマホでゲームをガチりたい!」という人には向きません。
このへんは価格相応というか、「軽自動車にサーキット走らせてもそりゃ無理よね」って話。
日常使いに関しては、90点レベル。
あざらし的評価をすると、
日常使用に限って言えば90点くらい。
あと10点足りないのは、画面解像度がHD+だったり…という“割り切り”部分。
でも、LINE・動画・ブラウジング・軽いゲームまで全部こなせて1円。
この快適さでこの価格なら、「ちょっとした奇跡」って言っていいかもしれません。
5.カメラ性能。記録用としては“アリ”、期待しすぎは“ナシ”。
さて、スマホのカメラ性能って、地味に購入の決め手になりますよね。
「とりあえず写るならOK」派もいれば、「映えを極めたい」派もいる。
で、OPPO A3 5Gはどうかというと、
「過度な期待は禁物。でも必要十分」って立ち位置です。
①昼の写真はそれなりにキレイ。でもズームは...。
まず、昼間や明るい室内の写真はそれなりにしっかり写ります。
AI補正も入っていて、全体の色味や明るさは自然め。
SNSに載せる用の軽い写真なら、これで十分って感じ。
ただし、少しズームしたり、写真を拡大表示すると、ぼやけやノイズが目立つのが正直なところ。
細部の描写はあまり得意じゃないので、「いい写真を撮りたい!」と思ってる人にはちょっと物足りないかも。
ぬいぐるみ作例で比較してみた
というわけで実際に、Pixel 8 ProとOPPO A3 5Gで同じぬいぐるみ(私物)を撮り比べてみた作例がこちら。
🔽Pixel 8 Pro

🔽 OPPO A3 5G

比較ポイント:
➡見比べてみるとわかるように、OPPO A3 5Gは細部の描写が弱い。毛並みの表現の部分に注目してみるとよくわかると思う。
②夜はそれなり。とりあえず写る、ってレベル。
夜間撮影も一応できます。
でも、明るめの場所じゃないとディテールは潰れがち。
光が足りない場面では、「ちょっと油絵っぽい質感」になることもあります。
記録用としては問題ないけど、作品にはならない。
③動画の手ブレ補正は“ない…結構揺れる。
動画も撮れます。だえkど、手ブレ補正はない。
歩きながらの撮影では、ブレが結構気になるレベル。
「スマホを固定して撮る」ならそこそこ見られる映像になるけど、
動きながら撮影したい人は別の手段を考えた方がよさそう。
④自撮り・ビデオ通話は“使えるレベル”。
インカメラも可もなく不可もなく。
肌補正は軽めでナチュラル寄り。
ビデオ通話も、通信環境さえよければ画質は安定してる印象です。
「顔が判別できればいい」程度の用途なら、まったく問題なし。
期待は控えめに。でも、最低限はしっかりこなす。
A3 5Gのカメラは、この価格帯にしては「まあまあがんばってる部類」。
ただ、「スマホで映える写真を撮りたい」とか
「動画撮って編集してSNS投稿しまくる」みたいな人には、ちょっと物足りないのも事実。
あくまでこれは“記録用カメラ”。
旅行中の景色、ランチの記念、たまの自撮り......
そういう場面ではしっかり役立ってくれる、堅実な相棒って感じです。
6.バッテリー・充電まわり、ぶっちゃけどう?

バッテリーはまず、スペック的には安心感あり。
5100mAhっていう大きめのバッテリーを積んでるから、カタログだけ見れば「結構持ちそう」って思うと思う。
ただね、実際に使ってみると──
思ったより減りは早め。
たとえば、平日の朝8時から使い始めて、休み時間にネット見たりYouTube見たりしてたら、
夕方19時くらいには残り10%。けっこうしっかり使った日は、こんな感じ。
でも、LINEとかちょっとした検索・決済ぐらいしか使わないライトユーザーなら2日くらい持つと思う。
用途次第ってやつ。
あと、バッテリーを長持ちさせる工夫がちゃんと入ってるのは嬉しいポイント。
ひとつ目は「スマート充電」。
これは、ユーザーの使い方を学習して、時間帯に応じて充電スピードを自動で調整してくれる。
寝てる間はゆっくり、日中はスピーディーに。賢いなって思った。
もうひとつは、「80%で充電を止める機能」。
バッテリーって満充電が続くと劣化が早まるって言われてて、それを防ぐためのもの。
ライトユーザーなら、常時オンにしておくのもアリだと思う。
ちなみに急速充電にも対応してるんだけど、
本体に充電器やケーブルは付属してないから、そこは別途用意が必要。
7.通信とSIMまわり。ちゃんと、つながる安心感。

格安スマホにありがちな「電波弱い」「通話がプツプツする」「テザリングが不安定」
そんな心配を抱えながら使い始めたOPPO A3 5Gですが、
ふたを開けてみると、その通信周りの完成度が思った以上に高かったんです。
①5GのつかみはPixelにも劣らない
普段使いしているPixel 8 Proと比べても、
通信速度・遅延・安定性、どれも遜色なし。
楽天モバイルでの運用にも関わらず、屋外・室内ともに電波をしっかりキャッチ。
5Gへの切り替えもスムーズで、「いつの間にかつながってた」レベルの自然さ。
「この価格でこの通信安定性はすごい」と素直に思いました。
②eSIMも対応済み。安心感のある動作
OPPO A3 5GはeSIMにも対応していて、実際に楽天eSIMで使ってみたところ......
設定は簡単、通信は安定。
「やっぱりOPPO、最低限の完成度が高い」と感じる場面でした。
Android初心者でも、特に戸惑うポイントはなし。
物理SIMが使えない状況でも、ちゃんと対応できる強さがあります。
③SIMスロット構成:デュアルSIM+microSDは排他仕様
つまり、デュアルSIM+microSDの同時使用はできません。
ストレージを拡張するか、2回線運用するか、選択が必要。
SIMを使い分けたい人、ストレージが必要な人は、事前に計画を立てた方がいいかも。
④テザリング性能:2〜3台までなら安定。だけど限界はある。
ここ、ガチで検証しました。
結論から言うと、
OPPO A3 5G → 2台まで安定/3台目から読み込みが目立つ
Pixel 8 Pro → 3台まで安定/4台目から読み込みが出始める
差はわずかですが、確かにハイエンドとの差は存在します。
さらに、回線をpovoに切り替えたら両機種ともに+1台再生OKという結果に。
つまり、OPPO A3 5Gでも2〜3台のテザリングなら全然問題なし。
でも、限界を超えると性能差は顔を出します。
また、ゲーム用途としては…
Rakuten回線×OPPO A3 5GでR6SやAPEXをプレイ → Ping30〜100を行き来。
体感としては「たまにラグを感じるけど、そこまで不快ではない」レベル。
ただし、「少しでも遅延があるとムリ」な人にはおすすめしません。
⑤通話品質は良好。特に問題なし。
意外と見落とされがちな通話の音質もチェック。
通話相手の声はクリアで聞き取りやすく、
自分の声も「聞こえにくい」と言われたことは一度もなし。
最低限どころか、ちゃんと安心して使えるクオリティです。
通信まわり、想像以上にちゃんとしてる。
ぶっちゃけ、ここまで安定してるとは思ってなかった。
テザリング・eSIM・通話・5Gどれも“普通に使える”。
この“普通に使える”って、格安スマホにおいては最高の褒め言葉だと思ってます。
メイン回線じゃなくても、通信で困らないサブ機があるって心強い。
OPPO A3 5G、通信面は予想以上に◎です。
8.ソフトウェアとUI。ColorOSは「あっさり、しっかり」してました。
スマホってスペックだけじゃないんですよね。
「触って気持ちいいか」「操作が迷わないか」
UIの快適さって、じわじわ効いてくる大事なポイント。
その点で言うと、OPPO A3 5GのColorOSは派手さはない。でも、変なクセも少ない。
つまり、めっちゃ使いやすい。
①プリインストールアプリは多め。でも、ほぼ削除OK。
OPPO A3 5Gを触ると最初に気づくのが、最初から入ってるアプリの多さ。
正直、「ちょっと多いな」と感じる人もいるかもしれません。
でも安心してください。
ほとんどはアンインストール可能。
全部きれいに消して整理すれば、使用ストレージは約13GB程度。
「自分好みにカスタムしたい派」でも、ちゃんと快適に使える状態になります。
②Xiaomi機みたいな広告は出てこない
OPPOとXiaomiの大きな違いのひとつがここ。
OPPO A3 5Gでは、システム広告が表示されません。
設定を開くたびに何かオススメされたり、
通知欄に変な広告が混ざってたり......といったストレスはゼロ。
必要な情報だけがそこにある。地味にこれ、最高です。
③iOSとAndroidのちょうど中間の様なOS
使っていて思ったのが、iOSのように使っているときのアニメーションが多い。
だけど、Androidのように細かくカスタマイズができる。
少し前まで、ColorOSはアニメーションの多さなどから使いにくいなんて言われてましたが、最近は結構改善されてきているみたいで、普通に使いやすい。
④OSアップデート保証:3年間の安心設計
ソフトウェア面でもうひとつの安心ポイントが、3年間のOSアップデート保証。
具体的には、2027年12月までのアップデート提供が約束されていて、
セキュリティアップデートも含めて長期間安心して使えます。
これ、サブ機や家族に渡すスマホとして考えるとかなり重要で、
「使ってるうちに古くなって不安…」みたいな事態が起きにくいのは好印象。
ColorOS、ちょうどいい“あっさり感”。
必要なものはちゃんとある。いらないものは消せる。
AndroidのUIで迷った経験がある人にもおすすめできる。
親切でクセのないUI設計でした。
9.こんな人におすすめ。こんな人には…うーん。

さて、ここまでレビューを読んでくださったあなた。
「で、結局これって『誰向けのスマホ』なの?」という声が聞こえてきそうなので、
正直に、かつ具体的にまとめてみました。
それでも「1円」でこれ、反則でしょ。
ここまで快適に動いて、頑丈で、ちゃんとアップデートされて、
しかもカメラもそこそこ、バッテリーも優秀、eSIMも対応。
それで1円て。
もはや、ツッコんだら負けな世界観。
「スマホに多くを求めない人には、これでいいじゃん」
という“最適解”を地味に突きつけてくるスマホ、それがOPPO A3 5Gです。
10.この1円スマホ、買ってよかった?
総評として、
OPPO A3 5G、これは「最低限」の基準をきっちりクリアした“やるやん”スマホだと思う。
過剰に期待しすぎると、カメラとか細かい不満はあるけど、ちゃんとその値段を考えたうえで見れば、「必要なとこ、全部あるやん」ってなる。
たとえば、動画見るときの画面のキレとか、スクロールのなめらかさ。
これはPixel 8 Proと比べても、日常レベルなら「おっ?」て思えるクオリティ。
じゃあ結局、これからどうするのかというと──
私は 「サブ機」として使い続けるつもりです。
理由はシンプル。ちゃんと使えるから。
私は普段、HDMI出力や写真クオリティにこだわってPixel 8 Proを使ってるけど、家の中で動画見たり、ラフに持ち歩きたい時はOPPO A3 5Gがちょうどいいんよね。
軽いし、画面大きいし、しかもMIL規格準拠で頑丈(←ここ、地味に心強い)。
もちろん、防水が生活防水レベルだったり、ゲーム機でのテザリングがちょっと不安定だったりするけど、1円でこのスペックなら文句なし。
買ってよかったか?──もちろんYes。
というわけで、この記事を読んで「普段使いできるコスパ機がほしい」「動画やSNSが快適なら十分」って思った人、
このスマホ、買っても損はないです。